難治性潰瘍
当院では難治性の皮膚潰瘍を診療いたします。何らかの原因で起こった皮膚疾患は、本来であれば自然に治癒していくものですが、まれになかなか治らなかったり、悪化の一途をたどる場合があります。これを難治性皮膚潰瘍といいます。
皮膚潰瘍とは
皮膚潰瘍とは、何らかの原因で皮膚や粘膜が障害を受けてしまい、それが進行してしまうことで上皮の組織が欠損している状態を言います。
本来であれば、傷を受けたとしても自然治癒能力が働くわけですが、他の病気に罹患している患者様(糖尿病、閉塞性動脈硬化症、膠原病 など)の場合、この働きが鈍くなってしまい、皮膚潰瘍を起こすようになるのです。
原因はいくつか挙げられるわけですが、主に外傷、褥瘡(床ずれ)、糖尿病性潰瘍、放射線潰瘍(放射線治療を受けた患者様にみられる潰瘍)、静脈うっ滞性潰瘍、膠原病やリウマチに合併する潰瘍といったものがあります。
また潰瘍などの治癒が妨げられる因子として、低栄養、感染、ステロイドや免疫抑制剤の服用、機械的刺激といったものもあります。なお難治性潰瘍が発症しやすい部位は、下腿や足です。これらの部位は、組織に余裕がないほか、起立や歩行によってうっ血を生じやすいこと、他の部位に比べて血流が悪化しやすいということがあるので、一度潰瘍が生じると治りにくくなってしまうのです。
また寝たきりでいる場合、布団やベッドなど外部に触れている部分の皮膚が、長い間圧迫され続けていると血流が不足するようになるのですが、これが皮膚潰瘍を招くこともあります(褥瘡または床ずれ)。
治療をする際は、まず潰瘍の原因・誘因、そして治癒を妨げている要因を解明し、それらを取り除いていくようにします。さらに併行して全身および局所管理もしっかり行うようにします。このような治療でも改善効果がないという場合、外科的治療が選択されます。
また褥瘡による皮膚潰瘍であれば、予防対策も重要です。これを怠ってしまうと、また同じ部位に褥瘡ができるようになるからです。その対策とは、患部への圧迫をできる限り避ける、適切なスキンケアをしていくといったことです。
Clinic overview
クリニック概要
- クリニック名
- Y&Mクリニック幕張
- 院長
- 笹原 資太郎
- 副院長
- 笹原 真奈美
- 診療内容
- 皮膚科、形成外科、美容皮膚科、乳腺外科
- 住所
- 〒261-0026 千葉市美浜区幕張西4-2-12(イオンタウン幕張西2階)
- 最寄駅
- JR・京成 幕張本郷駅、JR・京成 幕張駅、JR海浜幕張駅
- 車での
アクセス - 幕張ICすぐ
駐車場144台完備(イオンタウン幕張西内)